分譲マンションを保有すると必然的にかかってくるのが管理費や修繕積立金です。
これらは住宅ローンの支払いとは別で請求されるため、購入時には「何にどれくらいの費用がかかるのか」ということをしっかりと把握しておく必要があります。
本記事では分譲マンションの管理費・修繕積立金の相場と費用を抑えるコツについて詳しくご説明していきます。
目次
分譲マンションの管理費と修繕積立金の相場
分譲マンションを保有すると、住宅ローンとは別に「管理費」と「修繕積立金」が毎月かかります。
管理費は廊下やエレベーターといった共用部分の日常的なメンテナンスのために、修繕積立金は12~15年ほどの周期でおこなわれる大規模修繕のための積立金として請求されます。
両者はセットとして毎月請求されるため、それぞれの費用相場を知っておくことで毎月の支払額を把握することができるでしょう。
管理費の相場
管理費の相場は一般的に15,000円ほどと言われています。
ただし、マンションの大きさや部屋の広さ、設備のグレードなどによって金額が異なるため、一部屋あたりが広いマンションや室数が多いマンション、ハイクオリティな設備が整っているマンションは管理費が高い傾向にあります。
管理費が永久的に同じ金額で請求されるわけではなく、設備を新しくしたり、地価が上がったりした場合には、必然的に管理費も値上がりする可能性も考えられるでしょう。
分譲マンションを購入する際にはこのような状況も理解しておく必要があります。
修繕積立金の相場
分譲マンションの場合、修繕積立金も管理費とセットで支払わなければならないケースがほとんどです。
修繕積立金の相場もマンションの規模や室数によって定められますが、一般的には10,000円前後が相場と言われています。
修繕積立金に関しても修繕の見積もりに応じて金額が変動するため、将来的に値上がりすることも少なくありません。
したがって、管理費と修繕積立金を合わせて毎月25,000円程度、住宅ローンとは別に請求される可能性が高いと考えておきましょう。
分譲マンションの管理費・修繕積立金の費用を抑えるコツ
毎月数万円の費用を住宅ローンとは別に支払うことは、多くの人にとって負担に感じられるのではないでしょうか。
こちらでは管理費や修繕積立金の費用を抑えるコツについてお伝えしますので、分譲マンション購入時にはぜひ参考にしてみてくださいね。
管理人・コンシェルジュが常駐していないマンションを選ぶ
分譲マンションの中には「ハイグレード」をうたっている物件も数多く存在します。
その中でも管理人やコンシェルジュが24時間365日常駐しているマンションは、その分人件費がかかるため必然的に管理費も高くなるでしょう。
ゲストルーム・娯楽施設が併設されていないマンションを選ぶ
分譲マンションの中には来客用のゲストルームやジム、キッズルームなどが完備されている物件も多くあります。
それらの物件は日常的な維持・管理が必要となるため、管理費が高くなりやすいと言えます。
安全で住みやすいマンションであればあるほど管理費や修繕積立金は高くなりがちですので、購入の際には価格とのバランスを見て検討することをおすすめします。
分譲マンションの管理費・修繕積立金を安く抑えることも可能!
分譲マンションで必ず必要とされる管理費や修繕積立金ですが、マンションによって当然金額は異なります。
「毎月高い金額を支払いたくない」という場合には、できるだけ設備が充実していない物件を選ぶのがおすすめです。